いまさらインターネットの話 その①「P2Pシステム」
こんばんは!
今日はインターネットの話をしたいと思います。
P2P(ピアートゥーピアー)システムという言葉を知っていますか?
皆さんが持っているパソコンがそれぞれ通信しあう技術のことです。
これから話す内容の前提知識として1つ知っておいてください。
End to Endシステムというものがあります。
簡単に言えば皆さんが持っているPC同士が頑張ればいいっていうことです。
インターネットでメールを送るときに
皆さんが持っているPCが頑張って情報をパケット化して送信し、
受信したPCがそのパケットを開けて元の情報に直すというようなシステムです。
それでは本題です。
クラウドコンピューティングシステムというのはよく聞くようになりましたね。
クラウドコンピューティングシステムの利用例にYoutubeやNetfrixがあります。
そのクラウドコンピューティングがうまくいくように支えるシステムとして
今注目されているのがP2Pです。
大きなサーバー(データを置いとく場所)がすべてのPCにデータを送る方法があります、以前はそれが主流でした。(クライアントサーバーシステムといいます。)
しかし、それでは非常に無駄な通信が多くなってしまいます。
例を一つ挙げます。
AさんはYoutubeで15分の動画を見ています。つまりAさんのPCは15分の動画のデータをクライアントサーバーから入手しました。
隣の家のBさんも同じ動画を見ようとしています。つまりBさんのPCはこれから15分の動画データをクライアントサーバーから入手しようとしています。
これってむちゃくちゃ無駄な通信なんです。
わざわざBさんのPCはクライアントサーバーからデータをもらわなくても、
隣のAさんからデータをもらえば短い距離で通信できますから。
ここでは著作権の問題はおいときます。
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もっと簡単にすると
醤油がほしいBさんはわざわざスーパーまで行かなくても
Aさんからもらえばいいんですよ。
(データは醤油と違って同じものを複製できるから実現できるのですが)
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この隣の家からデータをもらえるようにする技術がP2Pです。
これがP2Pの利点は多くありまずが
大きな利点は以下にあります。
クライアントサーバーシステムの複数のPC(エンド)から同時に接続されると
サーバー側が処理することが多くなって回線が遅くなってしまいます。
しかし、P2Pではそんなことなくデータ通信ができるようになります。
今日はこの辺で、また明日その②を更新しますね。
ばいばーい!